学生が海外留学用のクレジットカードで「海外旅行保険・国際ブランド・海外事務手数料」の3つを1枚でバランスよく満たすカードは存在しません。
保険が手厚いカードは手数料が高く、手数料が安いカードは保険が弱い、といった具合に、どこかを立てるとどこかが弱くなります。
そのため留学では、役割の違うカードを2枚ほど組み合わせて持っていくのが基本です。
とくに長期留学の場合には、カード付帯の海外旅行保険が最長90日で切れる「90日の壁」や、渡航先で使える国際ブランドの違いが、短期旅行以上に重くのしかかるため、2枚と言わず3枚以上持っていくほうがいいと言えます。
この記事では、海外留学に持っていくクレジットカードの選び方と、学生向けのおすすめ5枚、出発前の準備や現地での注意点までを整理します。
- 留学のカードは「国際ブランド・海外旅行保険・海外事務手数料」を軸に選ぶ
- 万能な1枚はなく、VisaかMastercardを基本にJCBを足す2枚持ちが安心
- カード付帯保険は最長90日で切れるため長期留学は利用付帯リレーと留学保険で補う
- 発行やエントリーには時間がかかるため、出発の1〜2か月前に準備
- 現地では現地通貨建てで決済し、スキミングや利用通知の設定まですると安心
| 海外留学に特におすすめなクレジットカード | |
|---|---|
![]() 学生専用ライフカード | ・海外利用時に4%キャッシュバック ・入会初年度はポイント還元率が1.5倍 ・国際ブランドでVisaやMastercardを選択可 ・入会特典で最大15,000円キャッシュバック 公式サイトはこちら |
![]() JCB CARD W | ・決済手数料がVisaやMastercardの半額以下 ・韓国・台湾・ハワイ・AUSに強い ・JCBはセキュリティサービスと補償に強い ・入会特典で最大24,000円相当プレゼントあり 公式サイトはこちら |
海外留学向けのクレジットカードの選び方
留学カードを選ぶときは、次の5つの視点で見比べると失敗しづらいです。どれも旅行では見落としがちですが、滞在が長い留学ほど効いてくる項目です。
| 確認する視点 | 見るポイント |
|---|---|
| 国際ブランド | VisaかMastercardが基本にしつつ渡航先でJCBを併用 |
| 海外旅行保険 | 付帯条件(自動/利用)と補償期間(最長90日) |
| 海外事務手数料 | 海外決済に乗る上乗せ率(1.60〜3.85%) |
| 海外キャッシング | 現地ATMで現金を引き出せるか |
| 不正利用対策 | ナンバーレスや利用通知などの安全機能 |
それぞれの項目を詳しく解説します。
国際ブランドはVisaかMastercardを基本にする
国際ブランドは、どの国のどんな店でカードが使えるかを左右します。
国際ブランドごとの特徴は以下の通りです。
| 国際ブランド | 特徴 |
|---|---|
| VISA | 知名度・シェア率ともに非常に高く世界中で強い |
| Mastercard | VISAに継ぐ世界シェアを誇りヨーロッパ地域をはじめ世界中で強い |
| JCB | 日本生まれの国際ブランドでありハワイ・韓国・台湾・グアムなどに強い |
| UnionPay(銀聯) | 中国生まれの国際ブランドであり中国やアジア各国での特典がある |
| American Express | 世界中で使えるようになってきたが、まだVISAやMastercardには及ばない |
世界の加盟店数がもっとも多いのはVisaとMastercardであり、この2つはほとんどの国で広く使えます。
留学先を問わず、まずはどちらか1枚をメインに用意してください。
JCBは日本国内では強いものの、ヨーロッパや南米、中東などでは使えない店がまだ残っています。たとえばヨーロッパの個人商店やタクシーでJCBを断られ、Visaに切り替えて支払う場面も起こりえます。
ただ、韓国・台湾・ハワイ・オーストラリアといったアジア圏や日本人観光地では、JCBの優待やサポート窓口が充実しています。
さらにJCB CARD Wなどのプロパーカードは、海外事務手数料が1.60%と低く抑えられています。
VisaやMastercardの3.6〜3.85%と比べて半分以下なので、JCBが使える国では優先的に使うと手数料を抑えられます。
留学先別のおすすめの国際ブランド(タップで開く)
| 渡航先 | 使えるブランド | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| アメリカ | Visa/Mastercard | ・医療費が非常に高額 ・チップはカード可 |
| カナダ | Visa/Mastercard | ・チップ文化 ・入国前にeTA申請が必要 |
| ヨーロッパ | Visa/Mastercard | ・JCBは使えない店が多い ・タッチ決済が主流 |
| オーストラリア | Visa/Mastercard+JCB | ・JCBプラザあり |
| 韓国 | JCB+Visa/Mastercard | ・JCB優待が豊富 ・短期留学が多く保険は使いやすい |
| 台湾 | JCB+Visa/Mastercard | ・台北にJCBプラザ ・JCB優待店が多い |
| 中国 | Visa/Mastercard+現金 | ・銀聯やAlipay、WeChatが主流 ・ホテルのデポジットが高め |
| 東南アジア | Visa/Mastercard+現金 | ・屋台や交通で現金が要る |
まとめると、VisaかMastercardを軸にしつつ、渡航先によってはJCBを2枚目に足す組み合わせが現実的です。
海外旅行保険と適用条件・期間を把握する
カードに付く海外旅行保険は、「付帯方法」と「補償期間」の2点を必ず確認してください。
まず付帯方法についてですが、持っているだけで補償される「自動付帯」と、旅行代金の一部をそのカードで払うと有効になる「利用付帯」があります。
近年は利用付帯へ切り替わるカードが増えているので、出発前に条件を読んでおきましょう。
もし利用付帯の場合には適用されるように事前に留学に関する支払いで利用しておく必要があるため、慎重に進めることが大切です。
次に補償期間についてですが、多くのクレジットカードで出国から最長90日までであるため、3か月を超える留学では複数枚で備える必要があります。
クレジットカードの旅行保険を適用スタートさせるタイミングを出国時ではなく留学してからにできるため、1枚目の海外旅行保険が切れる90日のタイミングを狙えば、2枚あるだけで180日間も海外旅行保険を適用させられます。
なお、クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険では、以下のような内容が補償されています。
| 傷害死亡・後遺障害保険 | 事故によるケガで死亡・後遺障害が残ったときの補償(病気による死亡は対象外) |
|---|---|
| 傷害・疾病治療費用保険 | ケガや病気の治療にかかった費用の補償 |
| 賠償責任保険 | 他人にケガをさせたり物を壊して、法律上の賠償責任を負ったときの補償 |
| 携行品損害保険 | 持ち物が盗難・破損の被害にあったときの補償 |
| 救援者費用保険 | 遭難時の捜索・救助費用や、入院時に家族が現地へ向かう交通費・滞在費の補償 |
補償内容や補償を受けられる期間がクレジットカードごとに異なるため、よく確認して選びましょう。
海外事務手数料の安さで選ぶ
海外でクレジットカードを使うと、海外事務手数料が上乗せされます。
この手数料はクレジットカード会社ごとに違い、2026年8月現在でおよそ1.60%〜3.85%の幅があります。
| カード | 海外事務手数料 | 100ドル決済時の手数料目安 |
|---|---|---|
| JCB CARD W | 1.60% | 約240円 |
| 三井住友カード(NL) | 3.63% | 約544円 |
| 学生専用ライフカード | 3.85% | 約578円 |
| エポスカード | 3.85% | 約578円 |
1回の買い物では小さな差に見えますが、留学は決済回数が多いぶん総額で効いてきます。
たとえば半年の留学で、現地でのカード決済が合計100万円になったとします。海外事務手数料が1.60%なら手数料は1万6,000円、3.85%なら3万8,500円で、その差は2万円を超えます。
日々の支払いは手数料の安いカードに寄せると、滞在費全体を抑えやすくなります。
ちなみに、現金を現地で両替すると為替レートに4〜10%ほど乗るのが一般的なので、クレジットカード決済のほうが手数料は安く済みます。
JCBが使えるシーンでは、JCB CARD Wのように海外事務手数料が安いクレジットカードを優先的に使うことをおすすめします。
海外キャッシングに対応しているか確認する
現地で現金が必要な場面に備え、海外キャッシングに対応したカードを選んでおくと安心です。
キャッシングを使えば、現地のATMからその国の通貨を直接引き出せます。
大金を日本から持ち歩くより、必要な分だけ現地で引き出すほうが、盗難のリスクも抑えられます。
金利は年18%ほどですが、利息は借りた日数分だけの日割りなので、早めに繰上返済すれば数百円程度で収まります。
空港や銀行の両替は為替に3〜5%上乗せされるため、短期間で返すキャッシングのほうが安く済むケースが多いです。
不正利用対策が充実しているか確認する
慣れない海外では、スキミングやカード情報の盗み見といったリスクが国内より高まります。
カード番号が券面に印字されないナンバーレスカードなら、番号を盗み見られる心配を減らせます。
また利用のたびにスマホへ通知が届く機能があると、身に覚えのない決済にもすぐ気づけます。
タッチ決済に対応していれば、店員にカードを渡さず自分で決済でき、情報を抜き取られる隙も減らせます。
不正利用の補償や、24時間対応の海外サポート窓口があるかも合わせて確認しておくと安心です。
海外留学におすすめなクレジットカード5選(学生向け)
ここからは、留学に向いている年会費無料のクレジットカード5枚を紹介します。
それぞれ得意分野が違うので、1枚で選ぶのではなく組み合わせの候補として見てください。
| カード | 年会費 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | 基本ポイント還元率 | 海外事務手数料 | 学生メリット |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() 学生専用ライフカード | 無料 | Visa Mastercard JCB | 付帯なし | 0.5% | 3.85% | 海外利用4%キャッシュバック |
![]() 三井住友カード(NL) | 永年無料 | Visa Mastercard | 最高2,000万円(利用付帯) | 0.5% | 3.63% | 対象店舗でポイント高還元 ナンバーレスで即日発行 ※即時発行できない場合があります |
![]() JCB CARD W | 永年無料 | JCB | 最高2,000万円(利用付帯) | 1.0% | 1.60% | 申込18〜39歳限定 海外事務手数料が最安 アジアに強い |
![]() エポスカード | 永年無料 | Visa | 最高3,000万円(利用付帯) | 0.5% | 3.85% | 海外サポートデスク38都市 |
![]() JALカード navi | 在学中無料 | Visa Mastercard JCB | 最高1,000万円(自動付帯) | 1.0% | ブランド準拠 | 海外旅行保険が自動付帯 マイルが貯まる |
学生専用ライフカード

| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| ポイント還元率 | 0.3〜0.6%(誕生月は3倍) |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 海外旅行保険 | なし(2026年3月31日出発分から廃止) |
| 海外事務手数料 | 3.85% |
| 申込条件 | 満18歳以上25歳以下の学生(高校生を除く) |
学生専用ライフカードは、在学中の学生だけが申し込める年会費無料のカードです。
最大の特徴は、海外での利用額に対して4%がキャッシュバックされる点です。
年間のキャッシュバック上限は10万円で、海外利用250万円分までフルに還元されます。
海外事務手数料が3.85%なので、4%のキャッシュバックでその手数料をほぼ相殺できる計算です。
海外での支払いをこのカードに寄せるほど、手数料の負担が実質ゼロに近づきます。
ただし、2026年3月31日以降の出発分から海外旅行保険が廃止されました。
保険目当てでは選べなくなったため、保険は別のカードや留学保険で確保する前提で持ちましょう。
海外の手数料負担をとにかく抑えたい学生の、決済用メインカードとして向いた1枚です。
\入会特典として最大15,000円のキャッシュバック/
三井住友カード(NL)

| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| ポイント還元率 | 0.5%(対象店のスマホタッチ決済で最大7%) |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 海外旅行保険 | 利用付帯(最高2,000万円) |
| 海外事務手数料 | 3.63% |
| 申込条件 | 満18歳以上(高校生を除く) |
三井住友カード(NL)は、カード番号が券面に印字されないナンバーレスのVisa・Mastercardです。
券面に番号がないため、盗み見によるスキミングや不正利用のリスクを下げられます。
カード番号は最短10秒で発行され、出発が近くても間に合わせやすい点も便利です。
※即時発行できない場合があります
VisaかMastercardを選べるので、欧米留学のメインカードとして持っていきやすい1枚です。
海外旅行傷害保険は利用付帯で、渡航前に旅費の一部を決済しておけば最高2,000万円の補償が始まります。
ただし、海外事務手数料は3.63%とJCBほど安くはありません。
手数料の安いカードと組み合わせ、こちらは欧米で確実に使えるVisaの軸として持つのがおすすめです。
\新規入会&条件達成で最大29,000円相当もらえる/
2026年7月23日~9月30日
※カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※スマホのタッチ決済対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なります。詳しくはサービス詳細ページをご確認ください。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。 ※Google Pay™ 、Samsung Payで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
エポスカード

| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 国際ブランド | Visa |
| 海外旅行保険 | 利用付帯(最高3,000万円) |
| 海外事務手数料 | 3.85% |
| 申込条件 | 満18歳以上(高校生を除く) |
エポスカードは、年会費無料で持てるVisaブランドのカードです。
海外の主要都市にサポートデスクがあり、カード紛失やトラブル時に日本語で相談できます。
初めての一人海外で心細いときに、現地で頼れる窓口があるのは心強いです。
海外旅行保険は利用付帯で、5枚のなかでも手厚い最高3,000万円の補償が用意されています。
店頭ならその日のうちにカードを受け取れるので、発行を急ぎたいときにも頼れます。
ただし、以前は自動付帯でしたが、現在は利用付帯へ変わっています。
持っているだけで補償されると誤解せず、渡航前に旅費をこのカードで決済しておきましょう。
手厚い利用付帯の保険と現地サポートを重視する学生に向いた1枚です。
JCB CARD W

| 年会費 | 無料 |
|---|---|
| ポイント還元率 | 1.0%〜(一般のJCBカードの2倍) |
| 国際ブランド | JCB |
| 海外旅行保険 | 利用付帯(最高2,000万円) |
| 海外事務手数料 | 1.60% |
| 申込条件 | 18歳以上39歳以下(高校生を除く) |
JCB CARD Wは、18歳から39歳までが申し込める年会費無料のJCBカードです。
紹介する5枚のなかで海外事務手数料が1.60%ともっとも安く、決済のたびに手数料を抑えられます。
ポイント還元率もつねに一般のJCBカードの2倍で、日常使いでポイントが貯まりやすいカードです。
韓国・台湾・ハワイ・オーストラリアなどにはJCBプラザという日本語サポート窓口があります。
JCBプラザでは、レストランや現地ツアーの予約、カード紛失時の相談などを日本語で頼めます。
海外旅行保険は利用付帯で、最高2,000万円まで補償されます。
ただし、JCBは欧米では使えない店が残るため、必ずVisaかMastercardと組み合わせて使ってください。
アジア・オセアニアへの留学で、手数料を抑えたい学生のメインカードとして活躍します。
\新規入会&条件達成で 最大24,000円相当プレゼント/
キャンペーン期間:2026年4月1日(水)~
JALカード navi

| 年会費 | 在学中無料 |
|---|---|
| ポイント還元率 | JALマイル(100円で1マイル) |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 海外旅行保険 | 自動付帯(最高1,000万円) |
| 海外事務手数料 | 選んだブランドに準拠(JCBなら1.60%) |
| 申込条件 | 高校生を除く18歳以上30歳未満の学生 |
JALカード naviは、在学中の年会費が無料になる学生専用のJALカードです。
今回の5枚のなかでは珍しく、海外旅行保険が自動付帯で最高1,000万円まで補償されます。
補償は出国の翌日から90日を限度に、短期留学やホームステイも対象です。
持っているだけで保険が効くので、利用付帯の条件を気にせずに渡航できる安心感があります。
留学で使った分もJALのマイルが貯まり、在学中はマイルの有効期限を気にせず積み立てられます。
語学検定や各種検定に合格するとボーナスマイルがもらえるので、勉強のはげみにもなります。
ただし、発行までに2〜3週間かかるため、出発直前の申し込みには向きません。
帰国後も旅行や航空券でマイルを使う予定がある学生に向いた1枚です。
海外留学前にやるべきクレジットカード準備
海外留学に持っていくクレジットカードを選んだら、出発までにやっておきたい準備が4つあります。
どれも直前だと間に合わないことがあるので、早めに手をつけておきましょう。
出発の1〜2か月前に余裕を持って申し込む
クレジットカードは申し込んでから手元に届くまで時間がかかります。
即日発行のカードもあれば、JALカード naviのように2〜3週間かかるカードもあります。
海外利用のキャッシュバックにエントリーが必要なカードは、その手続きも忘れないでください。
2枚を組み合わせて使う前提だと、それぞれの発行や設定にも日数がかかります。
渡航直前は準備で慌ただしくなるので、出発の1〜2か月前から動き出すと安心です。
利用限度額を確認し、上限の引き上げも検討する
留学では授業料や家賃など、まとまった支払いが発生することがあります。
授業料を一括でクレジットカード払いする場合、数十万円から百万円単位の枠が必要になることもあります。
限度額が足りないと、肝心なときに決済できず困ってしまいます。
出発前に利用限度額を確認し、必要なら増枠を申請しておきましょう。
増枠には審査があり時間がかかることもあるため、余裕をもって手続きするのがおすすめです。
アプリで利用明細と利用通知を設定する
渡航前に、クレジットカード会社のアプリを入れて明細を確認できるようにしておきましょう。
海外にいても、利用明細をその場でチェックできると使いすぎを防げます。
利用のたびにスマホへ通知が届く設定にしておくと、不正利用にもすぐ気づけます。
身に覚えのない決済に早く気づけるほど、被害を最小限に抑えられます。
現地で使えるよう、通信環境やアプリのログイン情報も出発前に整えておくと安心です。
海外旅行保険を適用させる(利用付帯の場合)
利用付帯のクレジットカードは、持っているだけでは海外旅行保険が有効になりません。
出発前に、旅行代金の一部をそのカードで支払っておく必要があります。
対象となる決済はカードごとに異なり、航空券や空港までの交通費が該当することが多いです。
条件を満たさないまま渡航すると、いざというときに補償を受けられません。
何を払えば補償が始まるのか、条件を事前に確認してから決済してください。
海外留学でクレジットカードを使う際の注意点
現地でクレジットカードを使うときは、手数料と安全面で押さえておきたい注意点があります。
スキミングや不正利用に注意する
観光地や路上のATM、混雑した店などは、クレジットカード情報を抜き取るスキミングのリスクが高い場所です。
ATMはできるだけ銀行の店舗内など、管理された場所にあるものを選びましょう。
暗証番号を入力するときは、手元を隠して盗み見を防いでください。
磁気ではなくICチップやタッチ決済を優先すると、情報を読み取られにくくなります。
海外でのクレジットカードのトラブルは国民生活センターにも相談が寄せられており、被害に気づいたらすぐカード会社へ連絡することが大切です。
決済は現地通貨建てを選ぶ(DCCで数%損しない)
海外でクレジットカード決済すると、支払い通貨を「日本円」か「現地通貨」で選べることがあります。
ここで日本円建てを選ぶと、店側が決めた不利なレートが適用され、実勢より2〜5%割高になりがちです。
これは「DCC(自国通貨建て決済)」と呼ばれる仕組みで、レジや決済端末で日本円を勧められる場面があります。
日本円で表示されると一見わかりやすいのですが、その裏で割高なレートが乗っているわけです。
手数料を抑えるなら、支払いはつねに現地通貨建てを選んでください。
海外旅行保険が切れる前に次のカードで継ぐ(90日の壁・利用付帯リレー)
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、1枚あたり出国から最長90日で補償が終わります。
3か月を超える留学では、この90日を過ぎた瞬間に無保険の状態になってしまいます。
ここで鍵になるのが、利用付帯の保険が「いつから」始まるかです。
利用付帯には、旅行代金の一部をカードで払った”その決済日”から90日を数えるタイプがあります。
この性質を使い、2枚目を現地まで発動させずに温存し、1枚目が切れる直前に発動させるのが「利用付帯リレー」です。
具体的な手順は次の通りです。
- 1枚目:自動付帯のカードで、出国から90日をカバーします
- 2枚目:日本での旅費決済には一切使わず、発動させないまま持っていきます
- 80〜90日目:1枚目が切れる直前に、現地の電車やバスなど公共交通機関の運賃を2枚目で決済します
- その決済日から2枚目の90日が始まり、補償を継ぎ足せます
ポイントは、2枚目を日本で航空券などに使わないことです。
先に決済すると出国時から補償が始まってしまい、1枚目と同じ90日で終わってしまいます。
同じ要領で3枚目を2枚目が切れる前に発動させれば、理論上は合計で最大270日ほどまで延ばせるとされています。
利用付帯のリレーをする際の注意点
ただし、このリレーには見逃せない条件がいくつかあります。
まず、補償期間が約款で「出発日から90日」と決まっているカードは、決済日起算にならず継ぎ足せません。
リレーに使えるのは、利用条件を満たした日から90日を数えるタイプに限られるので、事前に各カードの約款で起算日を確認してください。
また、途中で一時帰国すると補償がリセットされ、次の発動もやり直しです。
治療費などの補償額もカードごとに上限があるため、長期になるほど1枚では心もとない場面も出てきます。
リレーは条件が細かく、発動のタイミングを1つ間違えると無保険の空白が生まれます。
半年を超えるような長期留学では、はじめから民間の留学保険を本命にし、カード保険は短期の予備と割り切るのが安全です。
海外留学向けクレジットカードに関するよくある質問
海外留学にクレジットカードは何枚必要?
基本は2枚、長期留学なら3枚が目安です。
国際ブランドを分けて2枚持てば、片方が使えない店でももう片方でカバーでき、紛失や磁気不良にも備えられます。
短期の海外旅行がメインの人は持ち方が少し変わるので「学生の海外旅行におすすめのクレジットカード」も参考にしてください。

クレジットカードの海外旅行保険は留学で活躍するの?
短期留学ならカード付帯の保険が心強い備えとして役立ちます。
海外は医療費が高額で、国によっては盲腸の手術でも100万円を超えます。
ただし補償は最長90日で切れるため、長期留学では民間の留学保険を別に用意することをおすすめします。
引用元:世界の医療事情-外務省
海外留学ではデビットカードよりクレジットカードの方がいい?
海外留学ではクレジットカードのほうが向いています。
ホテルや寮の入居では、保証金の代わりにクレジットカードの提示を求められることがあるためです。
使いすぎ防止にデビットを併用しつつ、メインはクレジットカードにする組み合わせがおすすめです。
高校生・未成年でも海外留学ならクレジットカードは作れる?
本人名義のカードは基本的に作れません。
本人名義で申し込めるのは原則18歳以上で、高校生は対象外です。
高校生や中学生の留学では、親が本会員となる家族カードや、15歳から作れるデビットカードで対応してください。
海外留学向けクレジットカードまとめ
留学のクレジットカードは、1枚の正解を探すよりも、弱点を補い合う組み合わせで考えると失敗しません。
選ぶときは、国際ブランド・海外旅行保険・海外事務手数料を軸に見比べてください。
そのうえで、VisaかMastercardを基本にJCBを足した2枚を用意し、長期なら90日の壁を利用付帯リレーや留学保険で埋めます。
カードの発行やキャッシュバックのエントリー、限度額の増枠には時間がかかります。
遅くとも出発の1〜2か月前には準備を始め、余裕をもって渡航に臨みましょう。
| カード | 年会費 | 国際ブランド | 海外旅行保険 | 基本ポイント還元率 | 海外事務手数料 | 学生メリット |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() 公式サイトはこちら | 無料 | Visa Mastercard JCB | 付帯なし | 0.5% | 3.85% | 海外利用4%キャッシュバック |
![]() 公式サイトはこちら | 永年無料 | Visa Mastercard | 最高2,000万円(利用付帯) | 0.5% | 3.63% | 対象店舗でポイント高還元 ナンバーレスで即日発行 |
![]() 公式サイトはこちら | 永年無料 | JCB | 最高2,000万円(利用付帯) | 1.0% | 1.60% | 申込18〜39歳限定 海外事務手数料が最安 アジアに強い |
![]() 公式サイトはこちら | 永年無料 | Visa | 最高3,000万円(利用付帯) | 0.5% | 3.85% | 海外サポートデスク38都市 |
![]() 公式サイトはこちら | 在学中無料 | Visa Mastercard JCB | 最高1,000万円(自動付帯) | 1.0% | ブランド準拠 | 海外旅行保険が自動付帯 マイルが貯まる |
