【2026年7月最新】プライオリティ・パス改悪まとめ!カード別の変更点と今も無制限で使える生存カード

クレジットカードの特典として人気を集めてきたプライオリティ・パスですが、ここ数年は利用回数や使える施設が次々と絞られ、改悪が続いています。

やっかいなのは、改悪の中身が保有するクレジットカードごとにバラバラなことです。回数だけ制限されたカードもあれば、空港レストランが丸ごと使えなくなったカードもあります。

この記事では、プライオリティ・パスのカード別の改悪内容を時系列で整理し、今も無制限で使える生存カードまでをまとめます。自分の1枚が今どういう状態なのかを確認する材料にしてください。

この記事の要約
  • 改悪は「回数制限」「レストラン・スパ除外」「利用条件の厳格化」の3方向で進んでいます
  • 2026年8月にはapollostation THE PLATINUMが年30回から年5回へ再改悪されます
  • セゾンゴールド・アメックスはプレステージからスタンダードへ降格し、1回ごとに35米ドルが必要です
  • 2025年8月からは全カード共通で「出発3時間以内の搭乗券」が必須になりました
  • セゾンプラチナ・ビジネスなら、今も回数無制限で空港レストランまで使えます

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セゾンプラチナ・ビジネスは、世界中のプライオリティ・パス提携の空港ラウンジとレストラン・リラクゼーション施設等まで回数制限なしで利用でき、数少ないカードです。

追加カードでプライオリティ・パスが付帯しない点と、同伴者は利用料金35米ドル必要である点がデメリットですが、これらを満たすのは年会費16.5万円のアメックスプラチナくらいです。

もしプライオリティ・パス目当てでクレジットカードを持つなら、セゾンプラチナ・ビジネスがおすすめです。

初年度の年会費無料のキャンペーン中であるため、1年間はお試してプライオリティ・パスが利用できます。

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目次

前提:プライオリティ・パスの改悪はカードごとに中身が違う

プライオリティ・パスの改悪をカード別に整理

まず押さえておきたいのは、プライオリティ・パスの内容はカード会社やカードのランクごとに設定されているという点です。

そのため「プライオリティ・パスが改悪された」という話も、実際にはカードごとに時期も中身も異なります。同じ改悪でも、あなたのカードには影響がない場合もあります。

自分のカードがどのパターンに当てはまるのかを知ることが、対策の第一歩です。

改悪の3パターン

各社の改悪は、大きく次の3方向に分かれます。

  1. 年間の無料利用回数を減らす(無制限から年5回・年10回など)
  2. 使える施設をラウンジだけに絞る(空港レストラン・リフレッシュ施設を除外)
  3. 会員ランクを下げる(プレステージからスタンダードへ降格し、1回ごとに料金が発生)

とくに②のレストラン除外は、影響を受けた人が多いところです。

プライオリティ・パスでは、空港内の対象レストランで1人あたり3,400円分の食事や飲み物が無料になる特典がありました。この特典目当てで使っていた人にとっては、実質的な値下げに近いダメージです。

なぜ改悪が続くのか

背景にあるのは、カード会社のコスト負担の急増です。

プライオリティ・パスは、会員が施設を利用するたびに、運営元のコリンソングループへカード会社が料金を支払う仕組みになっています。会員が使えば使うほど、カード会社の持ち出しが増えます。

転機になったのが2023年頃です。この時期に日本国内の空港レストランやリフレッシュ施設が一気に対象へ追加され、使い道が大きく広がりました。

ちょうどSNSやブログでプライオリティ・パスの存在が広まったタイミングと重なり、利用者が急増します。一昔前までは旅行好きの一部だけが知るサービスでしたが、そのお得さが行き渡った結果、カード会社が想定した以上に使われるようになりました。

単体で申し込むと、プライオリティ・パスの年会費は99米ドルから469米ドルかかります。この費用をカード会社が肩代わりしている構図なので、利用が増えれば負担も膨らみます。

改悪はこのコスト構造を調整するための動きです。

プライオリティ・パスの会員種別と年会費
引用:プライオリティ・パス公式サイト
会員種別スタンダードスタンダード・プラスプレステージ
年会費99米ドル329米ドル469米ドル
ラウンジ利用1回ごと35米ドル年10回まで無料無制限

全カード共通:2025年8月からの新ルール

個別カードの改悪とは別に、2025年8月1日から全カード共通で日本国内の利用条件が厳しくなりました。

  • 国内の空港レストラン・リフレッシュ施設は、出発3時間以内の搭乗券を持つ人のみ利用可能
  • 同一施設への再入店は、入店から6時間以内は不可

到着してから食事に使う、早めに空港へ着いてゆっくりする、といった使い方ができなくなりました。

このルールは、あとで紹介する「今も無制限で使えるカード」にも等しく適用されます。回数無制限のカードでも、国内レストランは搭乗3時間前からしか使えない点は共通です。

カード別のプライオリティ・パス改悪情報まとめ

2019年から2026年にかけて発表された、各社の改悪を新しい順に整理します。自分のカードの項目を探してみてください。

カード会員ランク年間回数国内レストラン

apollostation THE PLATINUM
プレステージ年5回(2026年8月〜)利用可

静銀セゾンプラチナアメックス
プレステージ年10回利用可

セゾンゴールドアメックス
スタンダードへ降格1回ごと35米ドル利用不可
楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス改悪
楽天プレミアムカード
年5回利用不可
三井住友カード プラチナのプライオリティ・パス改悪
三井住友カード プラチナ
無制限利用不可

JCBプラチナ
無制限利用不可
JCB・MUFGカードのプライオリティ・パス改悪
MUFGプラチナ
無制限利用不可

ダイナースクラブ
国内無制限利用不可
アメリカン・エキスプレスのプライオリティ・パス改悪
アメックス(プロパー)
無制限利用不可
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス
プレステージ無制限利用可
ラグジュアリーカード チタン
ラグジュアリーカード チタン
プレステージ無制限利用可
エポスプラチナカード
エポスプラチナカード
プレステージ無制限利用可

2026年8月:apollostation THE PLATINUM(年30回→年5回)

2026年に入って最も大きな改悪が、出光クレジットが発行するapollostation THE PLATINUM/apollostation PLATINUM BUSINESSです。

  • 変更日:2026年8月3日(月)18:00頃
  • 年間の無料利用回数:30回から5回に変更(6回目以降は1回35米ドル)
  • レストラン・リフレッシュ施設:引き続き利用可能
  • カード型会員証は2026年7月31日(金)23:00頃に終了し、以降はアプリのデジタル会員証へ移行

このカードは2025年11月に無制限から年30回へ制限されたばかりです。わずか9ヶ月で2回目の改悪となり、対象を絞る流れの速さを象徴しています。

変更の詳細は出光カードの公式リリースで確認できます。

2025年11月:静銀セゾンプラチナ・アメックス(無制限→年10回)

静銀セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードでは、回数に上限が設けられました。

  • 変更日:2025年11月4日
  • 年間の無料利用回数:無制限から10回に変更(11回目以降は1回35米ドル)
  • レストランの提携割引:変更なし

回数は絞られたものの、年10回あれば往復5回分の旅行をカバーできます。レストラン特典が残っている点は救いです。

2025年11月:セゾンゴールド・アメックス(プレステージ→スタンダード降格)

検索でも関心の高いのが、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの改悪です。回数制限ではなく、会員ランクそのものが引き下げられました。

  • 2025年11月30日(日)でプレステージ会員が終了
  • 2025年12月1日(月)以降はスタンダード会員のみ(年会費無料)
  • スタンダード会員は1回の利用ごとに35米ドルが必要
  • プライオリティ・パス年会費相当額の按分返金あり

これまで無料でラウンジに入れていたのが、1回ごとに35米ドル、日本円でおよそ5,000円かかるようになりました。実質的にプライオリティ・パス特典の終了に近い内容です。

ラウンジを無料で使い続けたい人は、後述の生存カードへの切り替えが現実的な選択肢になります。

変更の詳細はセゾンカードの公式リリースで確認できます。

2025年8月:三井住友カード/ダイナースクラブ

三井住友カード

  • メンバーズシップカードからデジタル会員証(アプリ)へ変更
  • 申込方法がメンバーズセレクション経由から専用ページへ変更
  • 同伴者料金が1名29米ドルから35米ドルへ変更

大きな変更は同伴者料金の値上げです。会員証のデジタル化や申込方法の変更は、利用者目線ではそれほどマイナスではありません。

ダイナースクラブカード

  • 国内空港の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」に該当する施設が利用対象外

レストランで無料の料理が楽しめる人気サービスだっただけに、国内利用者には大きなマイナスです。ただし、海外の空港のレストランなどは今まで通り利用できます。

2025年1月:楽天プレミアムカード(無制限→年5回)

楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス改悪

楽天プレミアムカードでは、2025年1月2日に4つの変更がまとめて行われました。

  • メンバーズシップカードからデジタル会員証(アプリ)へ変更
  • 年間の利用回数が無制限から5回までに変更(6回目以降は35米ドル)
  • 利用できる施設が国内・海外ともにラウンジのみに変更
  • 同伴者料金が1名3,300円から35米ドルへ変更

回数制限とレストラン除外が同時に来たため、影響の大きい改悪でした。

年5回だと、往復でラウンジを使う人は2往復半で使い切ります。3回目の旅行は行きか帰りのどちらかしか無料で使えない計算です。

2024年12月発表:三井住友カード プラチナ(国内レストラン除外)

三井住友カード プラチナのプライオリティ・パス改悪

三井住友カード プラチナでは、2024年12月に発表され2025年4月1日から施行された改悪があります。

  • 国内空港の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」に該当する施設が利用対象外(ラウンジのみ)

他社と同じく、国内での使い道がラウンジに限定される内容です。海外の施設はこれまで通り利用できます。

2024年10月:JCBカード/MUFGカード(ラウンジのみに制限)

JCBカードとMUFGカードの改悪は、利用できる施設の変更です。対象はJCBザ・クラス、JCBプラチナ、JCBゴールド・ザ・プレミア、三菱UFJカード プラチナなどです。

  • 利用できる施設が国内・海外ともにラウンジのみに変更(「食事」「リフレッシュ」「休憩」施設は対象外)

国内でラウンジ以外に使えていた施設には、次のようなレストラン・リフレッシュ店舗があります。3,400円分の食事目当てで使っていた人は注意してください。

空港ターミナル併設施設
東京・成田国際空港第1ターミナル・Japanese Grill & Craft Beer TATSU
・肉料理 やきすき やんま
第2ターミナル・9h nine hours Narita Airport
・鉄板焼 道頓堀 くり田
第3ターミナル・ぼてぢゅう屋台
東京国際空港(羽田)第1ターミナル・Foot Bath Cafe & Body Care LUCK
第2ターミナル
第3ターミナル
羽田エアポートガーデン・All Day Dining Grande Aile
名古屋・中部国際空港Flight of Dreams Building・The Pike Brewing Restaurant & Craft Beer Bar
第1ターミナル・海膳空膳
・ぼてぢゅう
・くつろぎ処
大阪・関西国際空港エアロプラザ
第1ターミナル・Botejyu 1946
・Japan Travelling Restaurant by BOTEJYU
鹿児島ランドサイド – 3階・Body Care LUCK

2019年8月:アメリカン・エキスプレス(提携カードを除く)

アメリカン・エキスプレスのプライオリティ・パス改悪

他社に先駆けて改悪したのがアメリカン・エキスプレスです。2019年8月1日から、利用できる施設が国内・海外ともにラウンジのみへ変更されました。

アメックスグリーンからプラチナまで、ランクを問わず一律でラウンジのみとなっています。

ここでいうアメックスカードは、アメリカン・エキスプレスが直接発行するプロパーカードを指します。セゾンなどが発行する提携カードは運用が異なるため、混同しないよう注意してください。

プライオリティパスの改悪が続く中でも回数無制限で使えるカード

改悪が続くなかでも、回数無制限で空港レストランまで使えるカードは残っています。

乗り換え先を探している人は、次の3枚が候補です。

プライオリティパス付帯おすすめクレジットカードについては、以下の記事で詳しくまとめています。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
カード名セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
国際ブランドAMEX
年会費本会員33,000円(初年度無料)
追加カード3,300円
ポイント還元率最大1.125%*
プライオリティ・パスプレステージ
旅行損害保険海外最高1億円(利用付帯)
国内最高5,000万円(自動付帯)

セゾンプラチナ・ビジネスには、プライオリティ・パスの最高ランクであるプレステージ会員が付帯します。

2026年7月現在、年間の回数制限はなく、飲食店やリフレッシュ施設の利用制限もありません。

改悪が相次ぐなかで、フル仕様を維持している数少ない1枚です。

プライオリティ・パス・プレステージは単体だと年469米ドルかかりますが、カードの年会費33,000円かつ初年度無料になることを踏まえると、コストパフォーマンスに優れます。

ビジネスカードでありながら会社員でも申し込める点も使いやすいところです。費用を抑えてプライオリティ・パスを持ちたいなら、まず候補に入れておきたいカードです。

ただし、同伴者は1名につき35米ドルの追加料金がかかります。プライオリティ・パスを登録できるのは本会員1名のみで、家族カードや追加カードの会員は別途登録できません。

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※SAISON MILE CLUBへ登録した場合(サービス年会費は税込5,500円)

ラグジュアリーカード チタン

ラグジュアリーカード チタン
カード名Mastercard® Titanium Card™
国際ブランドMastercard
年会費本会員55,000円
追加カード16,500円
ポイント還元率1.0%
プライオリティ・パスプレステージ
旅行損害保険海外最高1億2千万円
国内最高1億円

ラグジュアリーカード チタンにも、プレステージ会員が付帯します。

ラウンジ・飲食・リフレッシュ施設の利用制限は一切なく、年間で何回でも利用できます。

ラグジュアリーカードの中では最も低コストで持てるランクで、基本的な特典はひと通り揃います。ポイント還元率は1.0%で、貯めたポイントはANAやJALのマイルへ手数料不要・移行上限なしで交換できます。

他社では対象外になりがちなモバイル決済やチャージでも、1.0%の還元率が変わらず適用されます。ただし、年会費55,000円はセゾンプラチナ・ビジネスより高く、コスト重視なら見劣りします。

\営業担当経由での特別な入会特典あり/

エポスプラチナカード

エポスプラチナカード
カード名エポスプラチナカード
国際ブランドVisa
年会費本会員招待:20,000円
通常:30,000円
※年間100万円以上利用で翌年以降20,000円
追加カード発行なし
ポイント還元率0.5%
プライオリティ・パスプレステージ
旅行損害保険海外最高1億円
国内最高1億円

エポスプラチナカードにも、プレステージ会員が付帯します。

ラウンジ・飲食・リフレッシュ施設の利用制限はなく、年間で何回でも利用できます。

年間の決済額に応じて最大10万円分のボーナスポイントが付き、誕生月はポイント2倍になります。貯めたポイントは年会費への充当や、電気・ガス・水道などの固定費に使えます。

年間100万円以上の利用で、通常30,000円の年会費が翌年以降20,000円まで下がります。ただし基本還元率は0.5%と、マイルを重視する人には物足りない水準です。年会費を抑えてプライオリティ・パスを持ちたい人向けの1枚です。

プライオリティ・パスの改悪に関するよくある質問

プライオリティパスの改悪はいつから始まったのですか?

プロパーのアメリカン・エキスプレスが2019年8月に施設をラウンジのみへ絞ったのが早い例です。

回数制限やレストラン除外が各社に広がったのは2024年以降で、2026年8月のapollostation THE PLATINUMまで続いています。

プライオリティパスが改悪される原因は何ですか?

カード会社のコスト負担が増えたことが原因です。

会員が施設を使うたびに運営元へ料金が発生します。2023年頃に国内のレストランが対象へ加わり利用者が急増したため、各社が負担調整に動きました。

ぼてぢゅうなどのレストランはもう使えませんか?

カードによります。

楽天プレミアムカードやアメックスプロパーなどラウンジのみになったカードでは使えません。セゾンプラチナ・ビジネスなど、レストランが残っているカードなら利用できます。

ただし国内店舗は、2025年8月以降は出発3時間以内の搭乗券が必要です。

プライオリティパスの特典が改悪されたカードは解約すべきですか?

プライオリティ・パス目的だけで持っていたなら、乗り換えを検討する価値があります。

回数無制限とレストランの両方を維持したい場合は、セゾンプラチナ・ビジネスなどの生存カードが選択肢です。

ポイント還元や保険など他の特典も使っているなら、無理に解約する必要はありません。

まとめ

プライオリティ・パスの改悪は、コスト構造が変わった以上、今後もゼロにはならないと見ておくのが現実的です。

自分のカードを評価するときは、「年間の無料回数が残っているか」「国内レストランが使えるか」の2軸で見ると判断が早くなります。

両方を維持したいなら、初年度無料で持てるセゾンプラチナ・ビジネスが今のところ最もバランスが取れています。回数だけ確保できれば十分な人は、年10回の静銀セゾンや年5回のカードでも足ります。

改悪の発表は予告なく行われることが多いため、使えるうちに使い、条件が合わなくなったら早めに乗り換える。この2つを意識して、空の旅を快適に保ってください。

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